萬亀山向昌院 大自然にいだかれたやすらぎの禅寺 墓地分譲
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およそ300名の収容が可能な本堂。宝暦10年(1760)の「藤垈の大火」で全伽藍を消失し、現在の山門、本堂、庫裏は安永年間(1775)頃に再建されたもの。本堂内陣には御本尊として聖観音菩薩坐像を御祀りしています。本堂に併設する庫裏は、80畳以上が利用可能なスペースで、葬祭・法要等の際に使用することができます。4カ所の駐車場は合わせて180台余の収容力があり、大型バスも駐車可能なので、大規模な葬儀等の法要もできます。庫裏の更に山側には、昭和になり建てられた経蔵があり、大般若六百巻を収納しています。

   
道路と平行して走る参道の突き当たりの石段を上がると、荘厳な山門があります。この山門は左右に勇ましい姿をした金剛力士像(仁王像)が納められています。
山門の天井には、羽衣をまとった天女の絵が描かれています。尚、楼上(2階)には十六羅漢がお祀りしてあります。
   
夜も脆く明行く空や不登喜須(ほととぎす)

向昌院がある境川は、全国的に有名な俳人、飯田蛇笏(だこつ)、竜太の出身地であり「俳句の里」として知られています。冒頭に挙げたのは、藤垈の俳人・北野道等(きたのみちら・1791〜1863)の句であり、その句碑(写真左)が境内にあります。他にも道等の師・辻嵐外(らんがい)が書した芭蕉の句碑(写真右)があり、県外から訪れる人も数多くいます。
   
本堂の南西、金刀比羅山と称する標高700メートルほどの山がそびえ、その山頂には当院の鎮守として金刀比羅神社があり、本殿、拝殿、渡殿、神楽殿、社務所の建物があります。その創建は安永2年(1773)当院十七世 攻田良苗大和尚によるものです。山頂付近からの展望は、大菩薩峰、八ヶ岳連峰、甲斐駒ケ岳、北岳(南アルプス)などの山々を望むことができ、眼下には甲府盆地が一望できます。参道には一丁目から十二丁目までの丁石が設けてあり、金刀比羅神社にお参りする際の目安となっております。
   
 
(C)万亀山向昌院 山梨県笛吹市境川町藤垈363 055-266-2062